脳の検査

脳循環代謝検査

脳の様々な病気で脳血流に異常が起きますが、最も多いのが脳梗塞や出血などの脳血管障害です。脳循環代謝PET検査では、血流の低下とそれによる酸素不足の状態を観察することが可能です。脳に血液を送る血管が細くなったり塞がったりしていた場合、その部位の脳血流と代謝状態を調べて、血管の手術が必要かどうかを決める参考にしたり、手術後の効果を見たりします。(保険適応)

脳代謝検査

脳細胞はそのエネルギー源のほぼ100%をブドウ糖に頼っています。脳のエネルギー代謝は、神経細胞の活動が盛んな部位で高く、活動が衰えた部位では低くなります。FDGを用いた脳PET検査では、てんかん(保険適応)、外傷(保険適応外)などにおける局所脳代謝の異常が分かります。また認知症がある場合には、それが脳血管障害によるものか、アルツハイマー型のものかなども代謝異常のパターンから分かるようになってきました(保険適応外)。

脳代謝検査1 脳代謝検査2 脳代謝検査3
1.心筋血流PET画像:冠動脈狭窄が原因で生じた狭心症例。上段の負荷時に一過性の血流低下部位(矢印)を認め、安静時(下段)には血流異常は消失している。
2.FDGを用いた心筋画像:心筋梗塞における糖代謝の低下と同部位の脂肪変性(矢印)を認める。
3.アルツハイマー認知症患者のFDG脳代謝画像:機能低下が好発する側頭後頭部(矢印)においてFDGの集積低下を認める。